第16回 NHKマイルC 予想

2011/5/8 3歳オープン 牡57キロ 牝55キロ 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 A
  • 芝1600m
    左回り

  • 見込み
コース図
最も展開による有利、不利が少ないといえる東京1600m Aコース。
道中のペース判断も重要で、落ち着くようなら前残りも十分に可能。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 リアルインパクト 牡3 57.0 内田 博幸
1 02   リキサンマックス 牡3 57.0 柴原 央明
2 03   エイシンオスマン 牡3 57.0 後藤 浩輝
2 04 エーシンジャッカル 牡3 57.0 岩田 康誠
3 05   マイネルラクリマ 牡3 57.0 松岡 正海
3 06   ダンスファンタジア 牝3 55.0 北村 宏司
4 07   クリアンサス 牝3 55.0 武 豊
4 08 × プレイ 牡3 57.0 柴田 大知
5 09 × ヘニーハウンド 牡3 57.0 N.ピンナ
5 10   フォーエバーマーク 牝3 55.0 吉田 豊
6 11   テイエムオオタカ 牡3 57.0 大庭 和弥
6 12   キョウエイバサラ 牡3 57.0 小林 慎一郎
7 13 グランプリボス 牡3 57.0 ウィリアムズ
7 14 アイヴィーリーグ 牡3 57.0 福永 祐一
7 15   ロビンフット 牡3 57.0 吉田 隼人
8 16   アドマイヤサガス 牡3 57.0 川田 将雅
8 17 コティリオン 牡3 57.0 小牧 太
8 18 × オメガブレイン 牡3 57.0 横山 典弘

*騎手の赤字は乗り替わり

予想ペース
HS
ハイスロー
比較的先行勢が揃った。極端ではないにしろ、G1特有の早い流れが予想される。
信頼度
D
混戦
確たる主力馬不在の混戦レース。前走大敗組の巻き返しも警戒が必要。
予想本文 

 例年だと前哨戦であるNZTとこのNHKマイルCとは、中山と東京でコースの連動性は全くない。
しかし、今年は震災の影響で阪神競馬場外回りで行われた。
これまでも毎日杯組の連動が目立っているように、直線長い阪神外回りであれば、東京コースとの親和性はかなり高いはず。
そういう意味では、今年に限ってはNZT組は例年以上に評価する必要がある。
しかしながら、NZTは予想以上にスローペースだった。
ダンゴ状態のまますべての馬が33~34秒台の上がりであった事を踏まえると、着順が直結しないのではという思いが残る。

 ずば抜けた地力は感じないが、非常にセンスがよさそうなアイヴィーリーグ
気性は難しいが、自在性があり、馬込みも平気なタイプ。
無敗馬だけに人気を背負うのはいただけない。そして、さすがにいきなりのG1は荷が重い。
しかし、前走はNZTと同日、同条件で、ほぼ同等のタイムで勝利。
ある程度前で競馬ができ、さらに直線で2段ロケット的に末脚が発揮できる。G1での歓声にイレ込まなければ、十分通用する下地はあり、新星デビューの期待感は大きい大器。
また、抽選で滑り込んだ点にも運を感じる。例年より弱化とはいえ一気の相手強化だが、ここは試金石として本命に据える。

 1番人気になるだけあって、このメンバーではやはり最も安定した実績をもつグランプリボス
G1朝日杯制覇後、距離伸びスプリングSで4着、適距離に戻ったNZTで、1番人気での3着と今ひとつ。正直、今回も押し出され気味であることは否めないが、前走は前が止まらなかった展開で言い訳もできる。スプリングSにしても、負けた相手は皐月賞馬。
東京マイル戦はタフなコースで、確かに距離適性にはやや疑問は残る。
とはいえ、ペースが上がることで、前は必ず止まるはずで、折り合い懸念も薄まり、追える外国人ジョッキー。相手関係からも、ここで好走できる可能性はやはりかなり高いだろう。

 コティリオンは強烈な末脚が武器。ただ一方で折り合い難を持つ。
この気性のため、どうしても追い込み一手の戦法をとらざるを得ないが、このレースはいくら東京コースでも最後方からの競馬は苦しい。ただ、幸いマイル戦で、かつG1ともなればそれなりにペースはあがるはずで、我慢も効くだろう。事実、この距離では安定した成績を残しているだけに、いつもよりほんの少し前で競馬さえできれば、好勝負は必至。

 グランプリボスの2着が2回でいずれも僅差のリアルインパクト
その復帰戦が注目されたが、馬体減を伴い、大敗を喫した。
ただ、救いは着順ほど負けておらず、スローペースに泣かされた展開だった点。そんな中それなりの末脚発揮できたことは復帰戦としては上々か。
最内枠がどうかだが、前走のような無様な競馬にはおそらくならないだろう。

 前走、NZTでは先行有利の流れの中、エーシンジャッカルの2着には驚いた。
完全に前残りの展開で、スタートで不利を受けながら、混戦捌いての2着は鞍上の手腕によるところも大きいが、簡単にできる芸当でもないはず。
休養明け後のこの馬の実力は見直す必要はあるだろう。

 やはり、このメンバーだと無敗馬は目立つ。
へニーハウンド
はマイル実績は全くないが、勝ちっぷりがよい。
新馬戦は逃げ切り圧勝で、休養挟み、いきなりの重賞も後方からの差し込み勝ち。
今はすっかり勢いのないマル外ホースだが、本来、このレースはマル外ダービー。
どこまでやれるか楽しみはある。

 マイルに変わって新味がでるかプレイ。これまでは2000mの中距離を先行して粘り込むという印象だが、本当はマイラーなのではという気もする。
今回でどういうレースをするか注目したい。

 大外枠は歓迎材料ではないが、オメガブレインは不気味な存在。
前走は大敗してしまったが、あれが地力とはどうも思えない。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:
14=13
→17,01,04,09,08,18
(36点)

14=17
→13,01,04,09,08,18
(36点)

良くも悪くもグランプリボスが一定のもの差しになりそう。
実力差の少ないかなりの混戦であるが、かといってこれといった馬が見つからないといった情勢。
結果的に信用できそうなのはグランプリボスになる。
この馬に勝てそうな馬を探した結果、未知数であることを承知でアイヴィーリーグを本命に据えた。

問題はペースがどう進むか。これまでのスローなトライアルと異なり、ペースは早くなるとの予想に基づくが、万一ペースが落ち着くようだと、相当の波乱もありえるが馬券的にはそこまでフォローすることは難しい。
アイヴィーリーグの3着圏内狙いの軸で、相手はグランプリボスとの3連単2頭軸マルチが本線。
相手をコティリオンに代えての押さえも持っておきたい。

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