第77回 オークス 予想

2016/5/22 3歳牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 B
  • 芝2400m
    左回り

  • 見込み
スピード、スタミナの総合力を問われるコース設定。やや内枠有利も、基本的にはフロックのない地力勝負となる。スタンド前スタートで折り合いも重要。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   フロムマイハート 牝3 55.0 石橋脩
1 02   アウェイク 牝3 55.0 吉田豊
2 03 シンハライト 牝3 55.0 池添謙一
2 04 アットザシーサイド 牝3 55.0 福永祐一
3 05   ペプチドサプル 牝3 55.0 四位洋文
3 06   アドマイヤリード 牝3 55.0 岩田康誠
4 07   ゲッカコウ 牝3 55.0 柴田大知
4 08 デンコウアンジュ 牝3 55.0 川田将雅
5 09   ウインファビラス 牝3 55.0 松岡正海
5 10   ダンツペンダント 牝3 55.0 古川吉洋
6 11 エンジェルフェイス 牝3 55.0 ルメール
6 12 フロンテアクイーン 牝3 55.0 蛯名正義
7 13 チェッキーノ 牝3 55.0 戸崎圭太
7 14 ビッシュ 牝3 55.0 M.デムーロ
7 15   レッドアヴァンセ 牝3 55.0 田辺裕信
8 16   ジェラシー 牝3 55.0 横山典弘
8 17 ロッテンマイヤー 牝3 55.0 ベリー
8 18   ダイワドレッサー 牝3 55.0 三浦皇成

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
MS
ミドルスロー
10の逃げに内から01が絡む展開が予想されるも、ペース自体はおそらく落ち着きそう。
信頼度
C
軸馬信頼
無冠の本命馬が意地をみせる一戦。取り巻き陣も多士済々。穴馬が食い込む余地もある情勢。
予想本文 

~ 3 – 2 = ? ~
 桜花賞の3強のうち、その覇者ジュエラーは戦線離脱、メジャーエンブレムは路線変更して二つ目の戴冠。残ったのは無冠のシンハライトのみ。連動性は高いとはいえ、桜花賞から一気の距離延長となるオークス。シンハライトが貫禄をみせるか、あるいは新たなヒロインが台頭するかが見どころ。

 少々迷いも生じたが、ここはシンハライトに敬意を払いたい。距離の面で不安がないわけではないが、気性的には問題なくこなせそう。母父シングスピールの血統も後押し。桜花賞は2着に敗れはしたが、勝利に等しいと言える内容で、3着馬との着差も十分なもの。長くいい脚を使うため、東京コースも向くはず。ただ、懸念材料もないわけではなく、初となる長距離輸送は気にかかる。あと、マイル戦での強すぎる内容が却ってこの舞台での不安を誘う。

 チェッキーノは権利がありながら、敢えて桜花賞を回避し、オークス一本に絞ってきたローテに好感。桜花賞組との力関係は明瞭でないが、レコードとなったフローラSのレースレベルは高く、桜花賞組とも遜色ないと見る。血統的には2400mに少々不安も残すが、気性的な部分で補えるレベルだろう。3強の一角の本命馬の相手は十分務めることができよう。

 2戦連続逃げ切り勝ちを収め、勢いにのるエンジェルフェイス。正直なところ、前走のレースメンバー的に他路線組との力関係は微妙なところがある。ただ、今回、有力馬に瞬発力ある差し馬が揃っているだけに、この馬の脚質がやはり目立つ。ここ2戦のマイル戦G1とは異なり、この舞台での前残りは困難とも思えるが、今の前が残る東京コースはちょっとわからないところもある。

 G1 2勝のメジャーエンブレムに勝利実績のあるデンコウアンジュ。メイショウサムソン産駒で距離適性については申し分ない。ここ3戦は凡走が続いているものの、左回りの距離延長でガラッと変わってくる可能性がある。ハマった時の強烈な末脚が印象にあるだけに無視できぬ存在。

 同じくメイショウサムソン産駒のフロンティアクイーンも不気味な存在。フローラSは4着とは言え、すこし間が開いていたこの馬にとっては上々の内容。さらに距離が伸びることは歓迎材料のはずで、先行してしぶとい競馬を見せれば、上位食い込みも有り得そう。

 ビワハイジ、アーデルハイトと、ハイジシリーズを継ぐ名のロッテンマイヤー。クロフネ産駒とはいえ、近親にブエナビスタを持つだけに一概にマイラーとは決めつけられない。前走はスローペースながら、前に行っての33秒台の末を披露。ここは試金石となるが、未知ゆえの期待と不安が同居する。

 ビッシュは前走フローラSでは最後方からの追い上げとなったが、5着まで追い上げた末脚は勝ち馬と遜色ない脚色だった。もう少し前で競馬ができていれば、かなりの接戦に持ち込めたかもしれない内容。400キロ台という小柄な牝馬ではあるが、強力な鞍上に恵まれたのが魅力。

 桜花賞で1,2着馬と少々離されたとはいえ、後方から追い上げての3着は見事だったアットザシーサイド。血統的にこの距離はさすがにしんどいところかと思われるが、まだ底を見せていない分、警戒は必要か。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸1頭マルチ:

03
→13,11,08,12,17,14,04
(128点)
桜花賞での3強が崩れ、一気に混戦模様に拍車がかかった今年のオークス。色々な思案が巡ったが、結局のところシンハライトを信頼することが妥当と判断した。後方からの競馬を身上とするだけに、届かないケースは想定されたが、これまで見せた勝負根性なら勝ち負けまで持ってくるはず。2番軸もチェッキーノで事足りそうではあるが、馬券的に面白みがなくなるので、ここは少々点数が多くとも、シンハライトの3連単一頭軸マルチ馬券を推奨としたい。
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