第84回 日本ダービー 予想

2017/5/28 3歳オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 10R
    東京 C
  • 芝2400m
    左回り

  • 見込み
スピード、スタミナの総合力を問われるコース設定。やや内枠有利も、基本的にはフロックのない地力勝負となる。スタンド前スタートで折り合いも重要。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ダンビュライト 牡3 57.0 武豊
1 02   アメリカズカップ 牡3 57.0 松若風馬
2 03   マイスタイル 牡3 57.0 横山典弘
2 04 スワーヴリチャード 牡3 57.0 四位洋文
3 05 クリンチャー 牡3 57.0 藤岡佑介
3 06 サトノアーサー 牡3 57.0 川田将雅
4 07 アルアイン 牡3 57.0 松山弘平
4 08   トラスト 牡3 57.0 丹内祐次
5 09   マイネルスフェーン 牡3 57.0 柴田大知
5 10   ベストアプローチ 牡3 57.0 岩田康誠
6 11   ペルシアンナイト 牡3 57.0 戸崎圭太
6 12 レイデオロ 牡3 57.0 ルメール
7 13 カデナ 牡3 57.0 福永祐一
7 14   ジョーストリクトリ 牡3 57.0 内田博幸
7 15   ダイワキャグニー 牡3 57.0 北村宏司
8 16   キョウヘイ 牡3 57.0 高倉稜
8 17   ウインブライト 牡3 57.0 松岡正海
8 18 アドミラブル 牡3 57.0 M.デムーロ

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
MS
ミドルスロー
逃げる08をどの馬が突っつくかで、展開も大きく変わりそう。基本的には遅めの平均ペースが想定される。
信頼度
B
実力伯仲
主力馬の力量比較は困難な混戦模様。展開や、騎手の技量も大きく影響しそう。
予想本文 

~ 世代力 ~
 皐月賞では牝馬ファンディーナの参戦を許し、理由は他にもあるとはいえ、「舐められた」という印象が拭えぬ牡馬3歳勢。牝馬に勝たれるということはなかったが、混戦に終止符を打つような結果でもなかった。依然、抜けた馬がおらず、混戦であることには違いない。しかし、それが世代レベルの低さには結びつかないはず。今世代はもしかすると、強い馬がゴロゴロいてどの馬が勝つかわからない…という見方をすれば、また面白みも増す。

 今回は混戦模様。ならば本命にはサトノアーサーで勝負したい。毎日杯では皐月賞馬アルアインに屈し、ここ2戦は届かない場面も続いたが、その末脚は折り紙付き。スローとは言え、32秒台の上がりはなかなか繰り出せるようなものではない。今回も同様に瞬発力勝負の展開が濃厚。鞍上が同じで、ちょうど昨年のマカヒキともイメージが重なる。初遠征は気になるところだが、東京コースの直線で末脚炸裂の場面に期待したい。

  同条件にも関わらず、とにかく青葉賞馬はダービーを勝てない。このジンクスは有名なところではあるが、アドミラブルの青葉賞での楽勝ぶりを見ると杞憂な気もしてくる。ただ、青葉賞からではローテが詰まることも要因の一つ。ましては今回は大外枠。かなり不利な条件が揃っている。それでも皐月賞2着馬を捨てても鞍上が選んだ器となると、この評価になってしまう。もちろん時計面の裏付けも後押し。

 いくら早くからクラッシック候補と騒がれていても成長期の3歳馬は使ってなんぼ。その意味でレイデオロは皐月賞は軽視していたのだが、コンマ4秒差の5着はやや驚きの結果で、すなわちそれは地力の証ともなった。そのひと叩き後の満を持しての東京2,400mなら注目されて当然か。状態良く、好勝負が期待できそう。

  皐月賞は位置取り的にも苦しい結果に終わったスワーヴリチャード。東京2,400mで今度の巻き返しにかける。敗れたとは言え、直線ではよく追い上げており、東京コースも経験豊富で、もちろん距離にも不安はない。この好条件で無様な競馬はできない。

  皐月賞ではやや特殊なレースとなったことに加え、人気薄だったこともあり、アルアインの注目度はまだ低い。確かに距離延長は歓迎ではないだろうし、先行して粘るタイプだけに、ダービーへのイメージが沸かない。だが、なんだかんだ言っても、皐月賞馬のダービーへの連動性は高く、いかなる条件であれ、皐月賞で勝利したという事実は大きな意味を持っている。

  堅実派、ダンビュライト。朝日杯こそ大敗するも、安定した競馬ぶりは健在。ジリ脚気味で、瞬発力勝負は分が悪いが、連下には食い込む余地は十分にある。

 
スタミナある先行馬、クリンチャーも怖いところ。時計が早かった皐月賞にもしっかり対応しての4着で、この舞台変わりは、条件的にプラス面の方が大きい。状態もよく引き続き注意。

 こちらも皐月賞巻き返し組として、カデナ。3番人気としては期待を裏切った前走だが、それが言い訳が介在するものであったどうかが、ここで試される。本来、瞬発力なら他馬にそうヒケはとらないはず。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸1頭マルチ:

06
→18,12,04,07
(36点)

軸1頭マルチ:
06=18
→12,04,07,01,05,13
(36点)

皐月賞とは一転、いい意味での混戦となり、楽しみも増えた。皐月賞が異質な結果と終わっただけに、そのまま上位組か、巻き返し組か、あるいは別路線組かで稀に見る混戦となった。ここは本命1頭だけはしっかり固定して挑みたい。迷いはあったが、人気や追い切りの状態も加味して、サトノアーサーを本命視した。ただ、相手が難しい。アドミラブル、レイデオロ、スワーヴリチャード、アルアイン当たりは個人的には横一戦。本線はサトノアーサーからの三連単、軸一頭マルチ流しで勝負する。
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