第38回 マイルCS 予想

2021/11/21 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 A
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
スタートもゴール前も十分な長さの直線で、外枠からの差しがセオリー。ただ、ゆったりと仕掛けられるが故に短距離戦ながらスローになりやすく、一概に先行馬が不利とも言えない。基本的は有利不利が少ない地力勝負。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ホウオウアマゾン 牡3 56.0 坂井
1 02   クリノガウディー 牡5 57.0 岩田望
2 03 シュネルマイスター 牡3 56.0 横山武
2 04 サリオス 牡4 57.0 松山
3 05   サウンドキアラ 牝6 55.0 武豊
3 06   ケイデンスコール 牡5 57.0 岩田康
4 07 インディチャンプ 牡6 57.0 福永
4 08   ダーリントンホール 牡4 57.0 和田竜
5 09 グレナディアガーズ 牡3 56.0 池添
5 10   ロータスランド 牝4 55.0 田辺
6 11 カテドラル 牡5 57.0 戸崎圭
6 12 グランアレグリア 牝5 55.0 ルメール
7 13 ダノンザキッド 牡3 56.0 川田
7 14   リプレーザ 牡3 56.0
8 15   サウンドカナロア 牡5 57.0 藤岡康
8 16   レインボーフラッグ 牡8 57.0 小崎

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
S
スロー
近年、このレースはスローが続く。 1、10が逃げる展開が予想されるが、それでも早い流れにはならず、末脚一手では分が悪い。
信頼度
C
軸馬信頼
本命馬中心のレース。他馬については混戦。極端な波乱は考えにくいが、有力各馬にチャンスあり。
予想本文 

~ 躍動する3歳世代 ~
 秋一連の混合G1を3歳世代が席巻。同世代の強さをまざまざと見せつけている。このマイルCSSにも有力3歳馬が大挙参戦。引退を控えた女王に挑戦状を叩きつけたが、ここからは斤量の恩恵は1キロ差。その勢いを保てるかどうかが問われる。

 このメンバーなら負けられぬグランアレグリア。ここが引退レースとなるだけに有終の美を飾りたい。ただ、囁かれるは中2週の強行ローテ。前走、天皇賞・秋も獲りに行った仕上げだっただけに、その反動が心配されている。ただ、それは絶対視されていた安田記念が中2週だったことに起因しており、当時は途中で追いきれない一頓挫があった。今回は、むしろ一叩きされた上積みに期待したい。ベストの距離に戻ったこの舞台。骨っぽい3歳馬に挑まれることとなるが、マイルG1、4勝の実績は伊達ではない。前走と同じく好位からの差し切り勝ちに期待する。

 年齢的にもう上積みは厳しいとはいえ、やはりマイルでのインディチャンプの堅実さは信頼がおける。安田記念では、堂々と早め先頭に立ち、一瞬は押し切るかとさえ思わせたが、長い直線で最後一気に3頭にかわされて4着。今回はそれ以来の実戦となり、敗れた相手は順当に秋1戦を終えての対戦となる点はやはりハンデとなる。だが、東京の安田記念よりも、阪神の方がこの馬にとっては向く舞台。近走は勝ちきれていない結果も伴って、人気的な旨味があることは大きい。6歳馬ゆえ、間隔が空いていることはどうしても気になるところだが、国内レース全戦4着以上の堅実さをここは信頼したい。

 立ち向かうは3歳の新鋭、シュネルマイスター。世代限定のNHKマイルCを制したことよりも、あの時期で古馬と戦った安田記念での3着の評価が高い。ひと夏を越し、そこで敗れたダノンキングリーに、すぐさまリベンジしてみせた毎日王冠は素晴らしく、さらなる進境を示した。名実ともに3歳マイル王といっていい素材が、統一マイル王の座に挑む。状態も文句なし。ただ、気になるのは後ろから早い上がりで攻める脚質。安田記念や毎日王冠のように東京コースでは大きな武器となるが、初となる阪神コースでは前に届かない可能性も少し残されてはいる。

 サリオスは昨年のこのレースから、どうにも結果が出せないでいる。コントレイルと覇を競った春、そして秋初戦の毎日王冠も勝利し、万全の状態で挑んだ昨年のこのレース。大外枠も響いて最後方からの競馬となってしまった。これではこのレースは勝てない。その後未勝利のままだが、強力メンバーで特異な馬場であった大阪杯を除けば、実質の敗戦は安田記念のみ。ただ、この敗戦が問題で、不利はあったとはいえ、直線の勢いはまるでなかったことは気がかり。今回もその時敗れたメンバーが揃っている。まだ1戦だけでは断じられないため、去年のこのレースの状態まで戻っているならば、一変も期待できるか。

 ホープフルSを勝った直後は、現3歳世代はダノンザキッドを中心に回ると思われたが、弥生賞の3着からケチがついた。思い返せば、その際敗れた2頭はともにG1ホースなった訳だから、そう恥ずべきことでもない。イレ込みひどく大敗した皐月賞と骨折休養を経て、マイル戦へ矛先を変えての参戦。前走4着の結果は微妙と言わざるを得ないが、従来とは異なる後方からのレースに対応してはみせた。ペース慣れ見込める今回は、少し見直すべきかもしれない。

 昨年の2歳チャンプ、グレナディアガーズ。フランケル産駒は成長力にやや疑問が残るものの、ここ阪神コースでは2戦2勝。前走案外も、折り合いさえつけば、叩いた効果と、得意舞台で復活も期待できる。

 安田記念での6馬身差12着の大敗は気になるところだが、それ以外のGⅢレース4戦を1勝2着3回の堅実さを見せたカテドラル。このレースでは安田記念より時計はかかるはずで、その堅実さで戦えるはず。軽視はできない。

 やはり3歳馬は怖く、最内ホウオウアマゾンも侮れない。マイルを中心に堅実な成績。G1では大敗しているだけに、大きなことはいえないが、阪神マイルは向くはずで、逃げて粘れる展開になれば面白い一頭。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

12=07
→03,04,13,09,11,01
(36点)

02=03
→07,04,13,09,11,01
(36点)

女王グランアレグリアに、3歳新鋭馬が挑む形だが、古豪インディチャンプが間に入る形を狙ってみたい。グランアレグリアの軸はやはり不動で、インディチャンプ以外はやはり3歳馬が中心。その中でもやはりシュネルマイスターが筆頭格か。馬券はグランアレグリアから、この両馬を介した3連単マルチながし。
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