第67回 大阪杯 予想

2023/4/2 4歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 A
  • 芝2000m
    内・右回り

  • 見込み
内回りコースで小回りとなる中、直線も短い。向正面で落ち着きやすく、スローで流れがち。直線の瞬発力勝負になり、やはりパワー型の先行馬に利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ジェラルディーナ 牝5 56.0 岩田望
1 02 マリアエレーナ 牝5 56.0 浜中
2 03   モズベッロ 牡7 58.0 西村淳
2 04 ノースブリッジ 牡5 58.0 岩田康
3 05   ワンダフルタウン 牡5 58.0 和田竜
3 06 ヴェルトライゼンデ 牡6 58.0 川田
4 07   マテンロウレオ 牡4 58.0 横山典
4 08   ラーグルフ 牡4 58.0 戸崎圭
5 09 ジャックドール 牡5 58.0 武豊
5 10   ポタジェ 牡6 58.0 坂井
6 11 スターズオンアース 牝4 56.0 ルメール
6 12   キラーアビリティ 牡4 58.0 団野
7 13 ダノンザキッド 牡5 58.0 横山和
7 14 ヒシイグアス 牡7 58.0 松山
8 15   ヒンドゥタイムズ セ7 58.0 池添
8 16   ノースザワールド 牡5 58.0 北村友

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
MS
ミドルスロー
やはり09が先導。昨年の二の舞いは避けたく、ペースは落としてくる。他馬の動向次第か。
信頼度
C
地力決着
手薄ながら、それなりのメンバー。コース的にも大きな波乱はなさそうで、地力上位馬には一定の信頼。
予想本文 

~ 東京モンお断りやで! ~
 輸送が容易になり、ちゃんと結果も出るようになってくると、やはり賞金が高額な海外への参戦が増える。先週のドバイや、後の香港へ日本の主力ホースが大挙参戦。世界は狭くなり、国境などないに等しくなってきた。しかし、この「大阪杯」。レース名の通り、関東馬が勝てないことで有名。勝てないどころか、複勝圏にもほとんど来ない。国境すらボーダレス時代に関東馬、関西馬などと…と言いたいところだが、なかなか無視し難いほどの偏りあるデータでもある。今年はスターズオンアースやヒシイグアスなど関東馬の有力どころが揃ったが、はてさて…。

 昨年は早めのペースに苦しみながら大きくは崩れなかったジャックドール。2000mのスペシャリストといっていい逃げ馬も、大レースでマークされるとしんどい面がある。ただ、秋の天皇賞はパンサラッサの大逃げに対し、控える競馬を見せ、今や世界レベルのイクイノックス、ダノンベルーガに続く4着入線は立派。その地力はこのメンバーではやはり重みがある。香港がそうだったように、逃げからの脱却を図ってはいるが、今回はおそらくハナに立つだろうし、久しぶりに自分本来の競馬ができる展開。比較的マークは分散するだろうし、ペース配分に申し分ない名手を得て、今度こそ念願のG1タイトルが狙えるチャンス。

 秋華賞惜敗後、思わぬ一頓挫あったスターズオンアース。半年ほどの休養明けで注目された追い切りでは、不安一掃の動きを見せた。秋華賞では出負けと馬群に包まれながら、2冠馬の底力を見せる追い上げで負けて強しの内容。4歳牝馬ながらそのキレと勝負根性はこのメンバーでも随一といっていい。これもまた随一の相棒を背に春の再スタートを飾りそう。

 大レースでも安定した成績を持つヒシイグアス。前走の快勝はうまくハマった感もあり、人気的には旨味が薄いが、阪神2000mの舞台ならやはりその信頼度は高い。もう7歳馬ではあるが、そこはハーツクライ産駒。その成長力はまだまだ。やや外目の枠を引いたことと、早い時計への対応の点で、控えめの評価だが、上位2頭とそれほどの差は感じていない。

 ヴェルトライゼンデは安定した成績を残る反面、ときどきの大ポカがある。その大敗した3戦は皐月賞、菊花賞の大レースが含まれるものの、いずれも右回りコースだったことは、やはり懸念材料。全く不向きとまでは思っていないが、初の阪神コースへの対応がやはりカギとはなりそう。

 小倉記念で圧勝し、天皇賞・秋では穴人気ながら敗れたマリアエレーナ。不利もあって力は発揮できなかった。前走も包まれて脚を余す結果で、まるで競馬ができていない。ちぐはぐなところが続いているが、中距離スペシャリストとしての地力は確かで、阪神2000mなら見直していいはずのクロフネ産駒。

 前走は折り合いつかず、コーナーで力尽く大敗を喫したダノンザキッド。香港からの休養明けから1戦叩き台を置けたのは大きい。阪神コースは得意のコースで、前走の敗戦からガラリ一変も十分にありえる。

 前走、早め抜け出しから見事凌ぎきったノースブリッジも気になる存在。阪神2000mの舞台は絶対に合うはずで、内枠を引いたことも好感。近走の充実ぶりは納得の状態にあり、先行できる強みもある。

 エリザベス女王杯を制覇し、有馬記念でも3着に食い込み、いよいよ良血開花の兆しみせるジェラルディーナ。父と違って2000mはちょっと忙しい感もあるが、得意の阪神コースで、最内枠もうまく見方につければ、牡馬陣にも全くヒケはとらない。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

09=11
→14,06,02,13,04,01
(36点)

09=14
→11,06,02,13,04,01
(36点)

多少、危うさも含むが、ここはジャックドールを信頼したい。今思えば超豪華メンバーだった天皇賞・秋でのレースぶりは地力上位。この馬にとってお誂え向きの舞台で、ここで勝てなければこの先は苦しくなる。少なくとも無様な競馬はしてほしくない。相手はやはりスターズオンアースの信頼度に委ねたい。休養明けでも力を出せる体勢にありそう。阪神なら信頼度高いヒシイグアスとともに、関東勢2機をジャックドールの相手として、3連単マルチながし馬券で臨む。
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