第142回 天皇賞(秋) 予想

2010/10/31 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 B
  • 芝2000m
    左回り
  • 稍重
    見込み
コース図
当日の馬場がどこまで。
外枠不利のコース形態からもパワー型の先行馬に利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ショウワモダン 牡6 58.0 柴田 善臣
1 02 ブエナビスタ 牝4 56.0 C.スミヨン
2 03   ジャガーメイル 牡6 58.0 D.ホワイト
2 04 × エイシンアポロン 牡3 56.0 蛯名 正義
3 05   オウケンサクラ 牝3 54.0 北村 宏司
3 06 × スマイルジャック 牡5 58.0 三浦 皇成
4 07 × ペルーサ 牡3 56.0 安藤 勝己
4 08   シルポート 牡5 58.0 酒井 学
5 09   トウショウシロッコ 牡7 58.0 吉田 豊
5 10 シンゲン 牡7 58.0 藤田 伸二
6 11   アクシオン 牡7 58.0 武 豊
6 12 アーネストリー 牡5 58.0 佐藤 哲三
7 13   ヤマニンキングリー 牡5 58.0 吉田 隼人
7 14 ネヴァブション 牡7 58.0 後藤 浩輝
7 15   スーパーホーネット 牡7 58.0 藤岡 佑介
8 16 キャプテントゥーレ 牡5 58.0 小牧 太
8 17   コスモファントム 牡3 56.0 松岡 正海
8 18 × アリゼオ 牡3 56.0 福永 祐一

*騎手の赤字は乗り替わり

予想ペース
M
ミドル
スタート直後の位置取り争いは厳しくなりそう。
だが、直線見越して早めには動きたくもなく、道中で落ち着くか。
信頼度
C
実力伯仲
この距離、このコースの得意そうな馬が揃った。
見応えのあるレースに期待。
予想本文 

 秋の天皇賞といえばやはりウォッカの印象が強く、ターフを去ってしまった寂しさも感じる。
だが、今回のメンバーは2000mという絶妙な中距離レースにふさわしいメンバーが揃ったといえよう。次世代の女傑、ブエナビスタが格的には主役だろうが、一筋縄ではいかないくせ者が顔を並べる。

 休養明けにも関わらず、ドリームジャーニーをクビ差凌ぎきったシンゲンの状態を昨年以上と見る。昨年は期待されながらも5着に敗れたが、それが骨折の影響だったのかは本当のところはわからない。
ただ、やはりこの馬にとって、このレースは距離といい、左廻りといい、最も向く舞台。
もう7歳ではあるが、遅咲きの血統で今こそ最も充実期。
パワー型の走法のため、馬場の渋化もおそらく影響は受けにくいはず。
一叩きを経て、飛躍のレースとしたい。

 近年は牝馬であることはもはやハンデではないが、休養明けに加え、騎手の手替わり。
今回、はじめてブエナビスタを無印にしようかとまで悩んだ。
しかし、その調教過程を見て、やはりこれ以上印を下げることはできなかった。
むしろ、休養前よりもよい状態かもしれないほどの仕上がり具合。
気になるのは馬場と、展開が先行有利になった場合だが、もともとキレ味が武器なだけに東京コースは申し分ないはず。
その相殺を踏まえると、やはり上位から外れるというのは少し考えづらい。

 本来なら、本命まで考えていたアーネストリー
どうにも宝塚記念でノメっていた事が気になって、良馬場でないと強気になれない背景がある。
だが、一方で先行脚質であるがゆえ、今回は東京コースでも有利となる可能性があることも見逃せない。
札幌記念からの直行は予定通りで、順調そのもの。
やや出世が遅れたが、この馬も今が充実期でG1の一つや二つは獲れる器。
とにかく馬場さえ戻れば、死角はなくなる。

 シンゲンやブエナビスタ級以外では差し馬には辛く、先行有利になる展開が予想される。
ならば、キャプテントゥーレの粘り込みは怖い。
とにかく、先行しての渋とさは驚異的。
昨年と全く同じで朝日杯を1着してのローテーションでここに望む。
昨年はここで大敗してしまったが、今年のメンバーと展開なら一波乱起こせるかもしれない。

 同様の理由でネヴァブション
善戦はできるのだが、もうひとつ足りないというイメージの強い馬だが、昨年よりは随分調子はいい。勝ちきるのは難しいかもしれないが、うまくハマれば連下に怖い存在。

 3歳勢はやや評価を下げたが、逆に無視もできない存在。
その中ではエイシンアポロンを最上位にしたい。
その理由はいうまでもなく、弥生賞でみせた不良馬場への適性。
無論、毎日王冠での2着もここでの通用の下地を裏付けるもの。

 外枠が何より痛いアリゼオだが、毎日王冠の勝利馬はとにかくこのレースとの連動性が高い。
行きたがる気性の馬が、うまく折り合って中団からレースを進め、勝利できたことは大きな収穫。
位置取りと折り合いさえつけば、好勝負はできるはず。

 3歳で地力が最もあるのはペルーサであろうことに異論はない。
前走は痛恨の出遅れがあったが、あれがなければ…という点も理解できる。
しかし、ダービー時もそうだったが、どうもこの馬は人気先行してしまうようで、現時点で単勝4番人気というならやはり躊躇してしまう。
それでも連下には加えておくべき1頭ではある。

 もう一頭だけスマイルジャックを挙げておく。
前走を見る限り、ちょっと足りない気もするが、東京巧者の叩き2走目だけに一応警戒。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:
10=02
 →12,16,14,04,18,07,06
(42点)

BOX:

10,02,12,16,14
(60点)

 やはり当日の馬場が気に掛かる。
それによっては、もう少し絞りこんでもよいのだが、現時点ではやや手広く。
シンゲン、ブエナビスタの3連単2頭軸マルチが基本線。
ただ、これらの軸2頭も共に3着以下の可能性もないわけではない。
点数が増えてしまうが、可能であれば、高配狙いのBOX馬券も持っておきたい。
タイトルとURLをコピーしました