第18回 NHKマイルC 予想

2013/5/5 3歳オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 A
  • 芝1600m
    左回り

  • 見込み
コース図
有利不利が少なく、地力決着になりやすい舞台。ただ、道中から早い流れになるため、テンからある程度のスピードを維持しつつ、後半にも早い脚を要求されるシビアなコース。それゆえやはり差し馬の方が競馬はしやすい。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   アットウィル 牡3 57.0 三浦 皇成
1 02   ザラストロ 牡3 57.0 武 豊
2 03   ストーミングスター 牡3 57.0 M.デムーロ
2 04   マイネルエテルネル 牡3 57.0 石橋 脩
3 05   ディアセルヴィス 牡3 57.0 菱田 裕二
3 06   レッドアリオン 牡3 57.0 川須 栄彦
4 07 ゴットフリート 牡3 57.0 戸崎 圭太
4 08   マイネルホウオウ 牡3 57.0 柴田 大知
5 09 コパノリチャード 牡3 57.0 福永 祐一
5 10 ガイヤースヴェルト 牡3 57.0 C.ウィリアムズ
6 11 × カシノピカチュウ 牡3 57.0 C.デムーロ
6 12 フラムドグロワール 牡3 57.0 横山 典弘
7 13   シャイニープリンス 牡3 57.0 吉田 豊
7 14 × ローガンサファイア 牝3 55.0 浜中 俊
7 15 エーシントップ 牡3 57.0 内田 博幸
8 16   サトノネプチューン 牡3 57.0 岩田 康誠
8 17   インパルスヒーロー 牡3 57.0 田中 勝春
8 18   モグモグパクパク 牡3 57.0 北村 宏司

*騎手の赤字は乗り替わり

予想ペース
M
ミドル
逃げ馬不在も09、15など、番手キープの先行勢に有力どころ。緩むところがないそれなりの早いペース。
信頼度
D
混戦
ただでさえ困難な若駒のレースの上、確たる軸馬不在の上、展開も読みにくい。
予想本文 

 前哨戦NZTが、スローペースの前残りという、やや異質なもので終わった。通常であればこの結果は鵜呑みにできない。だが、一方で昨年、同じような緩い流れで、カレンブラックヒルが逃げ切りを演じた。今年のNHKマイルCは、昨年同様の展開となるか、あるいはそれ以前までの逃げ馬が介在できない早い流れになるか、そのどちらの判断をするかによって、戦略は変わってきそう。

 ガイヤースヴェルトを毎日杯の1戦だけで判断するのは、難しいところもある。だが敗れた相手はキズナだっただけに、それなりに説得力はあると言える。事実、毎日杯のレースレベルは相当に高く、マイル換算した場合の時計も優秀。鞍上手替わりになるが、ウィリアム騎手なら問題もあるまい。むしろ、その部分にかける期待が大きな要素を占めているのも否めないところ。追い切りも素晴らしく、過信は禁物とはいえ、今が充実一途の状態。

 皐月賞では強力後続馬に終始煽られる形で、逃げ潰れた形になったコパノリチャード。失速した皐月賞が果たして距離が原因だったのではないかもしれないが、少なくとも適距離に戻ることは絶対にプラス。昨年こそカレンブラックヒルが逃げ切ったが、元来このレースは逃げ切りは相当難しい。他に行く馬もなさそうなので、この馬がハナを切る形が濃厚。その点への懸念は確かにある。しかし、1,2番手で先行で終い34秒台のレースをしており、皐月賞でも1600mまでの時計は早い。展開はどうであれ、時計的には通用する下地はある。何より、皐月賞の大敗が影響してか、人気がないことが魅力。

 前哨戦NZTを順調に勝利したことで、エーシントップの1番人気はこの馬で間違いなさそう。ただ、いまひとつ信頼がもてないのは、やはり朝日杯での大敗。そして、前走のレース内容に疑問符が残る内容だったこと。かなり緩いペースになってしまい、事実、多くの人気馬がここで大敗を喫している。この馬の勝利は脚質的に先行していたことが幸いしたという見方が大勢を占めている。だが、逆にどのような展開であれ、勝利は勝利。最後この馬を追い詰めたレッドアリオンの脚色の方が目立ったが、直線粘り強く差し替えし、しっかり勝利したことは評価したい。人気がある分、敬遠したいところもあるが、馬券対象から外すまでは行き過ぎではなかろうか。

 以降は比較材料が乏しく、どの馬が来てもおかしくはないメンバー構成。ならば、少し穴っぽいところを攻めてフラムドグロワールはどうか。京成杯大敗後、体勢を立て直して、休養明けで臨む一戦だが、十分に乗り込みされており、その点の不安はなさそう。適距離に戻っていきなりの好走があっても驚けない。

 やはりゴットフリートの巻き返しは怖い。NZTを1番人気で迎えながら、スタート直後の後手が結局最後まで響き、大敗してしまった。流れが落ち着き、後続馬には為す術もない展開で、致し方ない面があった。今度はもう少し流れも速くなるはずで、中団からレースを進めるこの馬には競馬がしやすいだろう。G1を含む重賞でも入着経験は今回のメンバーでは十分胸を張れる。

 極端な追い込みには疑問の余地があるが、ローガンサファイアも侮れない。1200m、1400mの短距離でのものだが、ここ2戦の末脚には目を見はるものがあった。今回ハイペースまでは臨めないものの、全体の流れとしては早くなるはず。仕掛けどころを誤らなければ一発はありそう。

 1勝馬ながら重賞でも安定した成績を納めているカシノピカチュウ。混戦に強そうなレースぶりに好感。勝ちきれないまでも入着圏内にはこういうタイプは怖い。ましてはC.デムーロ騎手乗り替わりとなればなおさらだ。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

10=09
→15,12,07,14,11
(30点)

10=15
→09,12,07,14,11
(30点)

人気どころでは、レッドアリオン、インパルスヒーロー、マイネルホウオウ等を対象から外した。特に明確に外した理由があるわけではない。無論好走もありえるだろう。しかし、今回はレベル的にも混戦模様で、どの馬にもチャンスがありそう。ならば、ある程度は人気の薄い馬で勝負してみたい。
連軸すら確定するには困難を極めるが、一応ガイヤーズヴェルトを軸とする。相手にコパノリチャードとエーシントップでそれぞれ3連単2頭軸マルチながしで勝負。
外れたら仕方なしのやや高配の中穴狙い。信頼度の低さから絞ったが、ヒモはもう少し広げても良いかも知れない。
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