2013/5/26 3歳オープン 定量 指定 国際
施行コース
- 10R
東京 C - 芝2400m
左回り - 良
見込み
良馬場に加え、ペースもあがりそうな今回、やはり外からの差しが最も有効か。
馬柱
枠 | 馬 | 印 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 脚 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 01 | ◎ | キズナ | 牡3 | 57.0 | 武 豊 | 追 |
1 | 02 | ○ | コディーノ | 牡3 | 57.0 | C.ウィリアムズ | 先 |
2 | 03 | アポロソニック | 牡3 | 57.0 | 勝浦 正樹 | 逃 | |
2 | 04 | クラウンレガーロ | 牡3 | 57.0 | 三浦 皇成 | 先 | |
3 | 05 | △ | メイケイペガスター | 牡3 | 57.0 | 藤田 伸二 | 差 |
3 | 06 | ラブリーデイ | 牡3 | 57.0 | 川田 将雅 | 先 | |
4 | 07 | × | ヒラボクディープ | 牡3 | 57.0 | 蛯名 正義 | 先 |
4 | 08 | × | ロゴタイプ | 牡3 | 57.0 | C.デムーロ | 先 |
5 | 09 | ▲ | エピファネイア | 牡3 | 57.0 | 福永 祐一 | 差 |
5 | 10 | タマモベストプレイ | 牡3 | 57.0 | 和田 竜二 | 差 | |
6 | 11 | テイエムイナズマ | 牡3 | 57.0 | 幸 英明 | 追 | |
6 | 12 | サムソンズプライド | 牡3 | 57.0 | 田辺 裕信 | 逃 | |
7 | 13 | マイネルホウオウ | 牡3 | 57.0 | 柴田 大知 | 差 | |
7 | 14 | アクションスター | 牡3 | 57.0 | 戸崎 圭太 | 差 | |
7 | 15 | × | フラムドグロワール | 牡3 | 57.0 | 北村 宏司 | 先 |
8 | 16 | ペプチドアマゾン | 牡3 | 57.0 | 藤岡 康太 | 先 | |
8 | 17 | レッドレイヴン | 牡3 | 57.0 | 内田 博幸 | 差 | |
8 | 18 | ミヤジタイガ | 牡3 | 57.0 | 松山 弘平 | 先 |
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
M ミドル |
逃げ馬2頭に加え、すぐその後に続くであろう有力馬も数頭。スローペースは考えにくい。 |
信頼度
B 上位拮抗 |
安定した地力上位馬の存在もあり、極端な波乱はなさそう。 問題はその上位馬の各力関係。その隙をついてヒモ穴が紛れ込む可能性も・・・。 |
予想本文
今週はいよいよ日本ダービー。ダービーメモリーズ シリーズが併せて開催され、伝説の名馬がレーシングプログラムに並ぶ。ワカタカ(1932年 1回)、トキノミノル(1951年 18回)、シンザン(1964年 31回)、タケホープ(1973年 40回)、シンボリルドルフ(1984年 51回)、ナリタブライアン(1994年 61回)、ディープインパクト(2005年 72回)。私の場合、生でみた記憶があるのは「皇帝」ルドルフ以降がせいぜい。しかし、最近の馬名をなかなか覚えられなくなってしまった今となっては、むしろこれら伝説の名馬の方が心躍ってしまう。いつの日か同じように伝説となる足跡を残すであろう名馬の誕生を今年も期待したい。
タイプはやや異なると思うが、鞍上が武豊騎手の追い込み馬、キズナ。どうしても父ディープインパクトを彷彿させるこの馬が本命。皐月賞を回避し、別路線からの参戦となるが、満を持しての登場となる。すでに有力馬とはラジオNIKKEI賞、弥生賞で対戦済み。敗れはしているが、同等以上の実力馬であることは言うまでもない。特に中山の弥生賞では脚を余す結果となったが、東京コースならば絶好の舞台となろう。勝ち負け以前に、後塵を拝したエピファネイア、コディーノらとの再戦が純粋に楽しみ。前での競馬もできるが、ここ数戦は後方からの競馬。おそらくは直線外に出すのだろうが、最内枠からどう捌くのかが鞍上の手腕が問われるところ。距離については気性的にも全く不安がない。それよりも、ここ2走の前哨戦のように、前を行く馬は最後バテてくるような甘い相手ではないので、若干トップギアまでにもたつくこの馬には展開頼みの側面があることが不安点。
対抗には安定感を買ってコディーノ。ここ3戦勝ち切れていないが、展開不問の安定感を信頼したい。ややマイラー寄りの血統だが、デビュー時より1800m中心で使われてきており、距離が伸びることにそれほど不安は感じない。それよりも気になるのは、やはり鞍上が代わった点か。確かに頼もしい外国人ジョッキーではあるが、この乗り替わりには藤沢師のダービーの執念を感じる一方で、果たしてプラスに働くのだろうかという不安も若干覚える。しかし、裏を返せば、それ以外にさしたる不安点はないということでもある。連軸としてはやはり申し分ない存在であろう。
今年のメンバーの地力筆頭はエピファネイアではないかという想いは今も変わっていない。しかし、未だ折り合い難が解消してこない中、さらなる距離延長には不安を覚えざるを得なかった。そこに追い打ちをかけるように、ソエ不安が囁かれ、さすがに強気には推せなくなってしまった。ただ、忘れてはならないのが、この馬の母はオークス馬シーザリオ、父はシンボリクリスエスで、東京2400mの申し子的血統。順当ならば、おそらく変わらず本命に推していたであろう馬。評価を落とすといってもこれ以下にはできない。準対抗格として位置づけたい。
上位陣の力は安定しているものの、盤石では決してない。当然、他馬にも付けいる隙は十分にある。特にメイケイペガスターはその地力差すら上位陣と差はないといっても過言ではないかもしれない。ただ、スタート難、折り合い等、気性的な部分でどうにもスムーズな競馬ができていない。この部分が解消してくれば大駆けあっても驚けない。レースのペースが速くなりそうな今回、スムーズにレースが運べる条件が整っているため、ここは少し怖い。
実績は優に世代No.1のロゴタイプ。だが、どうもこの馬の強さがよくわからない。実際に同様に思われているのか、これだけの実績の割に人気も今ひとつ。父ローエングリンという血統的な地味さも手伝ってるのかもしれない。4強の内、そのままではあまりにも面白くないので、一つ落とすならば、どうしてもこの馬になってしまう。デムーロ兄弟が駆って4連勝中。当然ここも連覇してしまう可能性もあるものの、距離が伸びて何らかの変化が起こるならば、この馬ではなかろうか。
青葉賞勝ちヒラボクディープ。皐月賞組とは少し差はあるような気もするし、穴人気もしていることを踏まえると、進んでの買いとは言い難い。ただ、意欲的な追い切りで状態は上向き。ここまでスローペースでのレースが多く、G1の速い流れの対応がこなせるかがポイントにはなるが、ここで好走するようであれば、一気に今後の主役を担うような存在にまでなり得る。
G1馬マイネルホウオウを差し置いて、フラムドグロワールの一叩き後の復調にも警戒。京成杯の大敗はわからないところもあるが、父ダイワメジャーはともかく、母系にブライアンズタイムが入り、この距離には対応できる下地はある。
馬券と総評
推奨馬券 | 総評 |
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3連単 軸2頭マルチ: 01=02 →09,05,07,08,15 (30点) 01=09 |
私は個人的に差し、追い込み馬を好む傾向があるし、事実、東京コースではそのタイプの方が有利でもあろう。そういう意味で、昨年のこのレース、ワールドエースとゴールドシップの2強は妙な自信があった。しかし、あろうことか2頭とも差し届かなかった。そのトラウマにおびえながらではあるが、キズナの本命には変わりはない。ただ、エピファネイアよりもコディーノを上位にしたのは、やはり先行馬をからめておきたかったという心情がある。 キズナから、コディーノでの3連単マルチながし、個人的には相手をエピファネイアに代えても持っておきたい。 |