2019/12/22 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
馬柱
枠 | 馬 | 印 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 脚 |
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1 | 01 | スカーレットカラー | 牝4 | 55.0 | 岩田康 | 追 | |
1 | 02 | ☆ | スワーヴリチャード | 牡5 | 57.0 | マーフィー | 差 |
2 | 03 | エタリオウ | 牡4 | 57.0 | 横山典 | 差 | |
2 | 04 | スティッフェリオ | 牡5 | 57.0 | 丸山 | 先 | |
3 | 05 | △ | フィエールマン | 牡4 | 57.0 | 替池添 | 差 |
3 | 06 | ○ | リスグラシュー | 牝5 | 55.0 | レーン | 先 |
4 | 07 | ☆ | ワールドプレミア | 牡3 | 55.0 | 武豊 | 差 |
4 | 08 | レイデオロ | 牡5 | 57.0 | 替三浦 | 差 | |
5 | 09 | ◎ | アーモンドアイ | 牝4 | 55.0 | ルメール | 差 |
5 | 10 | ▲ | サートゥルナーリア | 牡3 | 55.0 | スミヨン | 先 |
6 | 11 | △ | キセキ | 牡5 | 57.0 | 替ムーア | 先 |
6 | 12 | クロコスミア | 牝6 | 55.0 | 藤岡佑 | 先 | |
7 | 13 | アルアイン | 牡5 | 57.0 | 替松山 | 先 | |
7 | 14 | ☆ | ヴェロックス | 牡3 | 55.0 | 川田 | 差 |
8 | 15 | アエロリット | 牝5 | 55.0 | 替津村 | 逃 | |
8 | 16 | シュヴァルグラン | 牡7 | 57.0 | 替福永 | 差 |
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
*替 は騎手乗り替わり
予想ペース
MS ミドルスロー |
不透明なところもあるが、やや緩めの平均ペースか。小回りコースだけに、差し馬も前での位置取り必要。 |
信頼度
C 相手探し |
難しいコース設定ではあるが、人気でもここは軸馬を信頼したい。焦点は相手探し。 |
予想本文
~ これぞグランプリ! ~
盛り下がったジャパンカップと異なり、有馬記念は出場馬のほとんどがG1ホースという、グランプリに相応しい豪華メンバーが揃った。なかでもやはり、アーモンドアイの参戦は香港遠征が中止になった後だけに嬉しい限り。また、一方で多くの馬がラストランを迎え、年の瀬らしく、華やかさと一抹の寂しさも残る。
馬は繊細な生き物。たとえ軽度の熱発とはいえ、いったんオフにされた空気を取り戻せるのか?初めての中山、それも2500m内回りコースが到底向いているとは思えない。そんな懐疑的な気持ちも、追い切りの姿を見て吹き飛んでしまった。アーモンドアイはやはり不動の本命だ。負けるパターンがあるなら、小回りスローで、馬群に包まれるパターンだろう。それゆえ、ここはおそらく外を回しての4角先頭を狙うはず。その点の距離ロスが付け入るスキとはなるが、この形がすんなり決まれば、オルフェーヴル並の圧勝劇もありえる。
リスグラシューの良さはどんなシチュエーションでも対応できるところ。それが海外を含めた近走の成績の安定につながっている。正直、国内では宝塚記念以来となり、不確定要素が多いが、帰国後もびっしりと追われており、初の中山も気になる要素ではない。これで引退となるのが不思議なほどの出来にあり、同じく牝馬ながら打倒アーモンドアイの一番手にふさわしい。
ダービーと、天皇賞と、2回東京でやらかしているサートゥルナーリアは、当然、中山コースでは見直さねばならないだろう。右回りなら負けていない点もあるが、スタート地点がスタンドから離れることもありがたい。前走の敗戦もテンションがあがってしまったところが大きい。比較的前で競馬ができる点も安心感があり、後は弱いとされている3歳世代の力でどこまで通用するかがポイント。
さすがにルメール騎手には見放されたものの、一発狙える鞍上を得たフィエールマン。菊花賞と天皇賞・春の2枚の金看板はこのレースでは大きく物を言う。馬自身はもちろん、陣営の雰囲気もよさそう。凱旋門賞はともかく、2走前の札幌記念での敗戦が人気の目くらましになってはいるので、馬券的にはおいしい。
案外、キセキには注目が薄いように思える。前年のこのレースで逃げて5着に沈んだものの、国内G1での安定感は随一。フランスでの結果は振るわなかったが、スタミナ活かせるこのレースは本来向いているはず。他に逃げ馬がいるため、出方が気になるがマイペースで先行すると渋とさを発揮する。
スワーヴリチャードの前走JCは鞍上の好騎乗が光った。引き続き同じ鞍上は心強い。中山で勝てていないことは原点材料ではあるが、今の状態なら以前ほど気になる点ではなく、今の勢いの方が怖い。引き続き警戒が必要だろう。
菊花賞馬、ワールドプレミアはキャリアが少ないという点で、少し評価を落とした。しかし、まだ底をみせていないという裏返しでもあり、この舞台でどういうレースをできるかは興味深い。菊花賞馬だけに折り合いは完璧の上、長距離得意の名手も鞍上。
同じく3歳馬、ヴェロックスも。クラシック戦線を常に好走した優等生。わずかでも前走より距離が短くなったことも歓迎材料。3歳世代のレベル次第の点もあるが、大崩れはなさそうで、連下には怖い存在。
馬券と総評
推奨馬券 | 総評 |
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3連単 1着2着ながし: 1着:09 2着:06 →10,05,11,02,07,14 (6点) 1着3着ながし: |
不安要素がない訳ではないが、アーモンドアイに逆らう気はおきなかった。複勝圏内の軸としては不動だろうし、この豪華メンバーでも勝たねばならぬ世界が注目している馬。ここは完全な相手探しだが、これがなかなか難しい。最終的にはやはり自分が好きな馬ということでリスグラシューを相手。3連単、1着-2着ながし、1着-3着ながしで勝負。場合によってはサートゥルナーリアも。 |