第87回 日本ダービー 予想

2020/5/31 3歳オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 C
  • 芝2400m
    左回り

  • 見込み
スピード、スタミナの総合力を問われるコース設定。やや内枠有利も、基本的にはフロックのない地力勝負となる。スタンド前スタートで折り合いも重要。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   サトノインプレッサ 牡3 57.0 坂井瑠星
1 02   アルジャンナ 牡3 57.0 浜中俊
2 03 ワーケア 牡3 57.0 C.ルメール
2 04   レクセランス 牡3 57.0 石橋脩
3 05 コントレイル 牡3 57.0 福永祐一
3 06 ヴェルトライゼンデ 牡3 57.0 池添謙一
4 07   ブラックホール 牡3 57.0 石川裕紀人
4 08   ビターエンダー 牡3 57.0 津村明秀
5 09 ダーリントンホール 牡3 57.0 M.デムーロ
5 10   コルテジア 牡3 57.0 松山弘平
6 11 ガロアクリーク 牡3 57.0 川田将雅
6 12 サリオス 牡3 57.0 D.レーン
7 13   ディープボンド 牡3 57.0 和田竜二
7 14   マイラプソディ 牡3 57.0 横山典弘
7 15 サトノフラッグ 牡3 57.0 武豊
8 16   マンオブスピリット 牡3 55.0 北村友一
8 17 ヴァルコス 牡3 57.0 三浦皇成
8 18   ウインカーネリアン 牡3 57.0 田辺裕信

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
S
スロー
Cコース変更により、内は楽になる。先行馬はますます有利に。
信頼度
B
ヒモ争い
前走完勝の本命馬の死角は少ない。波乱があるなら逃げ、先行馬。
予想本文 

~ 3番手探し? ~
 3強といわれた皐月賞。しかし、終わってみれば2歳G1馬の2頭が群抜く強さを見せつけた。他馬を引き離す無敗馬同士のマッチレースは、無観客の中、テレビの向こうの観衆を魅了した。当然ながら、引き続き、このダービーでも両馬は中心となるだろう。

 皐月賞でみせつけた地力はやはり世代No1と納得せざるを得ないコントレイル。行き脚つかず、後方で内に包まれた際には、もはやこれまでと思われたが、そこから大外をぶん回して強引にねじ伏せた。サリオスとは接戦になったが、経済コースを回って完璧なレースぶりだった相手に比べると、やはり差を感じさせる内容だった。元来、東京向きで、皐月賞よりむしろダービーで本命視される馬だけに、ここは譲れないところ。怖いのは東京での前残りで届かないケース。

 今回、おそらくポイントになるのがサリオスの取捨だろう。胴が短い巨漢馬、マイル戦のみの戦績からも、ここは距離は長い可能性もある。しかし、血統的には裏付けがあり、何よりその抜きん出た能力はそのあたりを論じるレベルではないのかもしれない。皐月賞でのコントレイルの敗戦も荒れた内を通ったこと、手前替えできなかったことなど、一応の言い訳もある。何よりCコースに変わった東京コースはやはり先行有利は間違いない。2強のうちどちらか切るならこの馬が選ばれがちだが、逆転の目すら十分ある。

 皐月賞を回避し、ここ一本に照準を絞ったワーケア。東京コースでいずれも圧勝しており、ここは満を持しての参戦となる。コントレイルやサトノフラッグにはすでに敗戦を喫してはいるが、この東京の得意舞台なら2強にもヒケをとらない。33秒前半の上がりを繰り出せるので、実にこのレース向き。2強に割り込めるならやはりこの馬が筆頭だろう。

 皐月賞では勝ったコントレイルに隠れているものの、ダーリントンホールも後方からかなり追い上げを見せていた。外国産馬ゆえ血統的な部分で不明なところもあるが、勝ち鞍のある東京コースに変わって見直しも必要か。

 昨年暮れのホープフルSではコントレイルの僅差の競馬をしたヴェルトライゼンデ。期待された次走では勝ちきれず、皐月賞ではついに大敗してしまった。ただ、少々負けすぎの感があり、それゆえこの舞台で巻き返す余地も残している。距離も伸びた方がよさそう。

 ガロアクリークの皐月賞3着は見事だった。前々走スプリングSの勝利に続いての激走で、これは力を認めなければならないレベル。

 皐月賞では本命に推したサトノフラッグ。弥生賞でみせたパフォーマンスとは随分違ったレースぶり。今ひとつ原因もつかめておらず、巻き返しもあるかも。

 新馬、未勝利でもたついたが、ここ2戦、好調のヴァルコス。前走、青葉賞の時計はかなり優秀で、目覚ましい成長を感じる。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

05=12
→03,09,06,11,15,17
(36点)
やはり皐月賞1、2着は強力。両馬とも皐月賞はぶっつけのため、一叩きの上積みまで見込めるのだから手がつけられない。同時代にこの2頭が揃ったのはなんとももったいないと感じるほど。しかし、2強並び立たずが競馬。コントレイルは差し馬不利の展開が、サリオスは距離の不安がある。ここに割って入る馬を探したいところだったが、やはり皐月賞の3馬身差は決定的。割って入るなら別路線のワーケアくらいだろう。馬券は3連単2頭軸マルチ推奨としたが、オッズ的には絞り込みが必要。コントレルとサリオスの裏表と、1着コントレイル、3着サリオスながしまで絞り込みたい。
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