第149回 天皇賞(春) 予想

2014/5/4 4歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 C
  • 芝3200m
    外・右回り

  • 見込み
コース図
高速馬場の京都コース。後半時計がぐっと早くなるだけに下りの坂をどうこなすかがポイント。直線先団にとりつくには、差し馬はまくれるタイプでなければ厳しい。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   アスカクリチャン 牡7 58.0 秋山
1 02 アドマイヤフライト 牡5 58.0 福永
2 03 サトノノブレス 牡4 58.0 浜中
2 04   サイレントメロディ 牡7 58.0 池添
3 05 レッドカドー セ8 58.0 モッセ
3 06   ホッコーブレーヴ 牡6 58.0 田辺
4 07   フェノーメノ 牡5 58.0 蛯名
4 08 ゴールドシップ 牡5 58.0 ウィリア
5 09   タニノエポレット 牡7 58.0 和田
5 10   フェイムゲーム 牡4 58.0 北村宏
6 11   ラストインパクト 牡4 58.0 川田
6 12 ウインバリアシオン 牡6 58.0 シュタル
7 13   オーシャンブルー 牡6 58.0 藤田
7 14 キズナ 牡4 58.0 武豊
7 15 アドマイヤラクティ 牡6 58.0 四位
8 16   ジャガーメイル 牡10 58.0 石橋脩
8 17   ヒットザターゲット 牡6 58.0 北村友
8 18 デスペラード 牡6 58.0 横山典

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
S
スロー
引っ張る馬がおらず、スロー必至。あまりに遅くなると掛かる馬も出て乱ペースに陥る可能性も。
信頼度
C
穴馬警戒
上位陣の信頼度は高いも、それぞれに不安要素あり。波乱要素も内在。
予想本文 

~本命馬の鬼門~
 「訳がわからない」といった印象のある天皇賞・春。昔は鉄板レースだったこのレースは盤石と思われる大本命馬があっさりと敗れ、大波乱を起こすレースととなった。オルフェーブルやゴールドシップが敗れ、近年では1番人気に応えたのはディープインパクトのみ。その仔キズナが今回おそらく大本命馬として登場する。

 前走、大阪杯をもの凄い末脚で圧倒したキズナ。レース後の談話では、武豊騎手を含め、陣営も2番人気だったことが不服だったという。個人的には実力差は別として、海外帰りの半年休養明けではエピファネイアの2番人気の評価は妥当と思えた。ここまでのアピールは無論、その自信の裏付けでもあり、事実、この馬は強い。若駒時には、オルフェーブルの時と同じような強さを感じたし、その脚質から父ディープインパクトの再来と言われることも頷ける。当然ここも難なく圧勝してしまう可能性は高い。ただ、いかんせんこの長距離と、追い込み脚質。ここまで1番人気が敗れることが続くと、その少々の不安要素がどうしても気になってしまう。それらの不安など一掃できる人馬ではあり、今の高速馬場も味方しそうだ。

 昨年敗れたとはいえ、ゴールドシップは本来はこのレースを勝つべき馬だと信ずる。メジロマックイーンの血を意識しないといえば嘘になるが、前走で見せた先行策が可能なら、その無尽蔵のスタミナは長距離のこのレースでこそ活きるはず。よく気難しい馬のように言われるが、言われるほど馬自身は気分屋ではないのではと思われる。ブリンカー装着後は安定しているし、鞍上が正しくこの馬の特性を理解していれば、テン乗りの不安があっても、きっと応えてくれるはずだ。ただ、長丁場でこそとはいったものの、上がりの早い京都コースでの実績が悪いことは気に掛かる。勝ち切るためには、もう一つ、外的要因の後押しが必要かもしれない。4角好位という絶対条件に対し安定した競馬が望めそうという点においては連軸としては信頼に足りそう。

 素直に3強、4強を挙げたくない思いも手伝って、3番手にアドマイヤラクティ。昨年も抜擢したが、地味ながら高い地力を持っているとみている。加えて長距離適性も有しており、混戦も強い。極端に後方に位置しなければ面白い競馬ができるはず。叩いた効果も期待できるだろう。

 オルフェーブルがいなければ…と言われ続け、いないときにも取りこぼすウインバリアシオン。主戦に岩田騎手を得て、これからというところでの急遽の乗り替わり。しかし悪いことばかりでもなく、これまで勝ちきれないこの馬にとって、手薄メンバーとは言え、前走勝利できた事は一皮剥けるきっかけにもなりそう。もともと持てる地力はトップクラス。状態もよく、今回も好勝負が期待できそう。

 菊花賞2着馬サトノノブレスは、その後もまずまずのの実績を積み重ね、重賞勝利も手にした。前走、阪神大賞典では不完全燃焼だったが、まだ見限るような内容ではない。今回、位置取りが今ひとつ読めないが、先手先手で主導権をとれれば渋といところを見せてくれるはず。

 面白そうなところでアドマイヤフライト。前走大敗はやや不可解も、もともと長距離レース特有のスローから上がり勝負は得意とするところ。加えて調教内容にも好感。3着以下なしの得意の京都で一発ムードが漂う。

 デスペラードは有馬記念こそ敗れたが、その前後の重賞を2勝。それも長距離のステイヤーズS、京都コースの京都記念とで、今回の舞台に向けて収穫は大きい。今回行く馬がおらず、外枠ながらもハナを切る可能性もある。目標にされる怖さがあるが鞍上の手腕に託したい。

 昨年に続いての参戦レッドカドー。もう8歳馬で昨年の実績にも劣るが、大レースを転戦してきているステイヤーだけに一応警戒。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:
14=08
→15,12,03,02,18,05
(36点)

昨年からのメンバーと変わりないが、キズナが圧倒的1番人気となりそう。この馬に全く不安がないわけではないが、大阪杯であれほどの競馬を見せられれば、逆らう気も失せる。

対抗格で迷いが生じるところも、あれこれとは食指を伸ばせないので、ここはゴールドシップ一本で勝負。3連単2頭軸マルチながし。ヒモ穴狙って極力手広くは押さえたいところ。

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