第78回 オークス 予想

2017/5/21 3歳牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 B
  • 芝2400m
    左回り

  • 見込み
スピード、スタミナの総合力を問われるコース設定。やや内枠有利も、基本的にはフロックのない地力勝負となる。スタンド前スタートで折り合いも重要。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   モズカッチャン 牝3 55.0 和田竜二
1 02 ソウルスターリング 牝3 55.0 ルメール
2 03 フローレスマジック 牝3 55.0 戸崎圭太
2 04 ミスパンテール 牝3 55.0 四位洋文
3 05   モーヴサファイア 牝3 55.0 北村友一
3 06   ハローユニコーン 牝3 55.0 田辺裕信
4 07   ディアドラ 牝3 55.0 岩田康誠
4 08 ホウオウパフューム 牝3 55.0 松岡正海
5 09   ディーパワンサ 牝3 55.0 内田博幸
5 10 ブラックスビーチ 牝3 55.0 北村宏司
6 11   レッドコルディス 牝3 55.0 吉田豊
6 12   ブラックオニキス 牝3 55.0 大野拓弥
7 13 レーヌミノル 牝3 55.0 池添謙一
7 14 リスグラシュー 牝3 55.0 武豊
7 15   ヤマカツグレース 牝3 55.0 横山典弘
8 16 アドマイヤミヤビ 牝3 55.0 M.デムーロ
8 17   カリビアンゴールド 牝3 55.0 田中勝春
8 18   マナローラ 牝3 55.0 蛯名正義

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
S
スロー
引っ張る馬がおらず、これまでからの距離延長も考えると、道中はスロー。格下馬でも瞬発力があれば、どうにかなる。
信頼度
C
ヒモ馬注
本命馬の安定感はある程度信頼に足りそうだが、どの馬が飛び込んできてもおかしくない。
予想本文 

~ 桜花賞再戦? ~
 桜花賞の大本命、ソウルスターリングが敗れたことにより、牝馬クラシック戦線は一気に混沌と化した。ただ、桜花賞ではソウルスターリングに限らず、思わぬ大敗を喫した馬もちらほら。こちらが思う以上に重馬場が影響したのかもしれない。だとすれば、桜花賞からのリベンジ組が有力かとも思えるが…。

 ソウルスターリングの復権を信じたい。桜花賞では3着と、まさかの敗戦とはなったが、何度も手前を変えており、少なからず重馬場は影響したといっていいだろう。ただ、その程度を言い訳にするような立場ではない。言い訳の効かない舞台で今一度、その強さを見せつけてほしいところ。状態に不安はなく、距離延長も気にならない。

 同じく、桜花賞ではびっくりするほどの大敗を喫したアドマイヤミヤビ。その敗因はしきりに緩くなった馬場のせいと報じられてはいたが、それだけではまだ納得がいかない部分もある。終始、行きっぷりも悪く、精神的な要素もあったようにも見える。ただ逆に、あれほどの大敗となると、さすがに本来の姿ではないはずで、態勢さえ整えば巻き返しは必至。

 常に安定した競馬っぷりで、桜花賞の舞台でも崩れなかったリスグラシューはやはり力上位の存在だろう。忙しいマイル戦より、距離伸びるこの舞台の方が競馬もしやすく、引き続き上位評価。安定した末脚があるため、東京の直線で確実に差し込めるはず。

 今ひとつ、一皮剥けない印象があるが、良血フローレスマジックもこの舞台なら、好走があっても驚けない。東京コースは走り慣れた舞台でもあり、桜花賞回避も計算ずくか。ここにしっかりと照準を合わせてきている点が不気味。

 重い馬場をもろともせず、力強く桜花賞を押し切ったレーヌミノル。前目の競馬でしっかり残るのはこの血統の持ち味。今回は距離延長がもっとも響きそうなため、評価は下げたが、桜花賞馬のこのレースへの連動性は高いことは周知の事実。

 ミスパンテールも桜花賞で大きく人気を裏切った一頭。チューリップ賞での2着はフロックとは思えず、巻き返しがあったもおかしくはない。

 期待された前走のローラSは着順を大きくおとしたホウオウパフューム。休養明けを叩いてどこまで変わるか。高い能力が見込めそうな馬だが、まだ成長途上の感も。伸びしろに期待したい。

 連勝によるOP勝ちで勢いに乗るディープ産駒、ブラックスピーチも穴で一考。東京1800で見せた上がり33秒台の瞬発力は頼もしく、ここでも同じ展開の可能性もありえる。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

02=16
→14,03,13,04,08,10
(36点)

02=14
→14,03,13,04,08,10
(36点)

結局のところ、桜花賞での評価と変化はない。本命、対抗にしたソウルスターリング、アドマイヤミヤビとも巻き返す舞台と見る。別路線組に今ひとつ抜けた馬も見当たらず、波乱があったとしても桜花賞組での決着が濃厚か。なかでもソウルスターリングは前走の悪条件でも3着には入線したことは評価したい。人気でも軸はこの馬だ。問題は相手だが、大敗後で疑わしさも持ちながら、アドマイヤミヤビとする。馬券はこの2頭からの3連単マルチながし。安定感を買ってリスグラシューでも押さえておきたい。
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