第55回 スプリンターズS 予想

2021/10/1 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    中山 C
  • 芝1200m
    外・右回り

  • 見込み
常にコーナーとなるため、外枠は不利。テンからの早いペースについていき、直線の急坂でも耐えることができる先行馬が理想。差し馬は直線前には捉える必要がある。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   シヴァージ 牡6 57.0 吉田隼
1 02   ミッキーブリランテ 牡5 57.0 和田竜
2 03   ラヴィングアンサー 牡7 57.0 岩田望
2 04 ピクシーナイト 牡3 55.0 福永
3 05   ファストフォース 牡5 57.0 鮫島駿
3 06 メイケイエール 牝3 53.0 池添
4 07   タイセイビジョン 牡4 57.0 三浦
4 08   ビアンフェ セ4 57.0 藤岡佑
5 09 クリノガウディー 牡5 57.0 岩田康
5 10   エイティーンガール 牝5 55.0 横山和
6 11 ジャンダルム 牡6 57.0 浜中
6 12 レシステンシア 牝4 55.0 ルメール
7 13 アウィルアウェイ 牝5 55.0 戸崎圭
7 14 ダノンスマッシュ 牡6 57.0 川田
8 15   ロードアクア 牡5 57.0 田中健
8 16 モズスーパーフレア 牝6 55.0 松若

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
H
ハイ
ハイペースとなった昨年と同様のメンバーで、この距離としてもかなりのハイペース模様。差し馬中心で考えたい。
信頼度
C
展開頼み
やや雨残りの芝で、先行勢の動きによって、大きく結果は変わってきそう。
予想本文 

~ 押し切りか?差し切りか? ~
 クロノジェネシスが参戦する凱旋門賞の行方も気になるが、国内でも秋のG1戦線開幕を告げるスプリンターズS。昨年はハイペースの中、先行勢総崩れとなったこのレース。今年も同じようなメンバーだが、先行勢のレースぶりには注目したい。

 ジャンダルムをここは抜擢してみたい。今回の有力馬が揃っていた前哨戦のセントウルSで、出遅れながら、かなりの後方から猛追しての4着。一概に出遅れがなければ…とは安易にはいえないものの、溜めた時の末脚は信頼に足るもの。前々走の大敗についても、出負けした上、平均ペースとなり、加えて大外を回した結果。今回も同様の展開となると大敗もありえるが、G1の舞台でなら流れる形になるだろう。

 勢いある3歳馬、ピクシーナイトも魅力的。いま一歩のレース続きではあったが、ここ2戦で、スプリント能力開花を感じさせる内容をみせた。勝ち星こそつかなかったが、古馬一線級と互角の内容で、特に前走は、開幕週の外枠の中での頑張り。血統的にもスプリント向きで、今の勢いなら、一気に頂点まで駆け抜けるか。差し馬ゆえ、揉まれる不安はあるものの、内枠であることもチャンスと捉えたい。

 鉄砲実績が4つもあるダノンスマッシュ。リフレッシュされた状態こそ、よく走るのは周知の事実。それゆえ休養明けについては全く問題はない。だが、海外競馬だったとはいえ、これまでの安定した成績から、大敗してしまったことは少々気にかかる材料。無論、実績は最上位で、すっかり板についたスプリント戦における差す競馬っぷりも安定感十分。絶対視は危険だが、当然外すわけにはいかない主役級ホース。

 強豪メンバーが揃った前走、さすがの力量をみせたレシステンシア。差し馬有利の早い流れにもかかわらず、押し切ってみせたのは、鞍上の力量ともども見事と言わざるを得ない。当然、ここは満を持して迎える舞台ではあるが、やはり気になるのは初の中山コース。決して向かないとはいわないが、前残りが厳しい情勢であるのは事実。逃げ馬が揃い、昨年同様のハイペースが予想され、先行馬は相当に苦しい。前走も同じような展開ながら跳ね返した同馬だが、それでも最後はいっぱいいっぱいだった姿が脳裏から離れない。

 3歳牝馬ながら、軽量となるメイケイエールはどうか。復帰戦となる前走は大敗となったが、馬体重20キロ増。一叩きで絞れてくれば、3歳重賞3勝、G14着の実績は侮れないはず。血統的にはこなせるはずのマイル戦、桜花賞でデタラメの競馬をして大敗しているだけに、心身ともに確かな成長が必要ではあり、夏以降の成長力が問われる一戦になる。

 クリノガウディの復調ぶりにも目を見張るものがある。降着とはなったがグランアレグリアを退け1位入線した高松宮記念。それ以降、全く振るわなくなったが、現鞍上との新コンピからは内容一変。時計的にもG1レベルに達しており、うまく流れを掴めれば好勝負できそう。

 昨年のこのレースの3着馬アウィルアウェイ。勝ち馬グランアレグリアの衝撃の末脚の影で、この馬も展開利して見事な追い込みで波乱を演出した。今回もそううまく事が運ぶとは思えないが、昨年同様の逃げ馬が揃って、お誂え向きであることは事実。一発警戒。

 昨年は馬群に沈んだモズスーパーフレアだが、一昨年のこのレースでは2着。今年の情勢は昨年のパターンに近く、去年からまれたビアンフェも健在。しかし、とにかく自分の競馬に徹するという強みがある。得意な舞台で大外でも要警戒。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

11=04
→14,12,06,09,13,16
(36点)

11=14
→04,12,06,09,13,16
(36点)

2強視されるダノンスマッシュと、レシステンシアを差し置いて、ジャンダルムとピクシーナイトを上位評価とした。力量は上位も、未知の不安要素のこるダノン、展開向かないレシステンシアより、ジャンダルムとピクシーナイトが前走でみせた末脚に期待をしてみたい。そううまく昨年同様の前崩れの流れになるとは限らないが、このメンバーでのG1なら前は厳しいとみる。軸にジャンダルムを据え、相手をピクシーナイトとダノンスマッシュで3連単2頭軸マルチながしで勝負したい。
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