第27回 秋華賞 予想

2022/10/16 3歳牝馬オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 A
  • 芝2000m
    内・右回り

  • 見込み
内回りコースで小回りとなる中、直線も短い。向正面で落ち着きやすく、スローで流れがち。直線の瞬発力勝負になり、やはりパワー型の先行馬に利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ウインエクレール 牝3 55.0 松岡
1 02 ライラック 牝3 55.0 Mデムーロ
2 03   タガノフィナーレ 牝3 55.0 鮫島駿
2 04   ラブパイロー 牝3 55.0 酒井
3 05   ストーリア 牝3 55.0 松山
3 06   メモリーレゾン 牝3 55.0 古川吉
4 07 スタニングローズ 牝3 55.0 坂井
4 08 ナミュール 牝3 55.0 横山武
5 09 スターズオンアース 牝3 55.0 ルメール
5 10 アートハウス 牝3 55.0 川田
6 11   エグランタイン 牝3 55.0 池添
6 12 ウォーターナビレラ 牝3 55.0 武豊
7 13 エリカヴィータ 牝3 55.0 福永
7 14   ブライトオンベイス 牝3 55.0 秋山真
8 15   サウンドビバーチェ 牝3 55.0 岩田望
8 16 プレサージュリフト 牝3 55.0 戸崎圭

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
M
ミドル
逃げ馬が3頭。ただ、バチバチにやりあうようにも見えず、流れは落ち着きそう。
信頼度
D
波乱含み
本命馬には一頓挫あり、その他主力も軒並み休養明けぶっつけ。すんなり本命決着の一方で、波乱の可能性も内在。
予想本文 

~ オークスの再戦 ~
 秋華賞ではここ4年連続オークスからの直行組が勝利しており、ぶっつけローテはすっかりトレンドとなった。今回のメンバーもオークス出走組は9頭にものぼり、前哨戦であるローズSは条件異なる中京コース。今年もやはりオークス直行組が中心となるか。

 そのオークスを完勝し、2冠を手にしたスターズオンアース。ただ、その後、軽度ながらも骨折が判明し、ぶっつけは予定通りではなかったかもしれないローテ。桜花賞、オークスとも1番人気だったわけではなく、それまでもやや勝ち味に遅いところがあった。2冠馬ではありながらも、その辺で抜けたイメージこそないが、好時計のオークスでの差し切りは、それらを打ち消すほどのインパクト。やや早熟傾向の血統背景、直線の短い阪神内回り、加えて骨折ブランク明けなどの不安要素は持ちながらも、すでに決着をつけたメンバーが相手。直前気配を見る限り、鞍上に任せておけば、大崩れまでは考えづらい状態まで仕上がっている。

 未知の部分に賭けるところはあるが、エリカヴィータを抜擢。オークスでは力及ばずの内容ではあったが、夏を超え、一回り大きくなって、心身ともに成長が伺える。まだキャリア4戦のフレッシュさと、今後の伸びしろに期待したい。血統的にはマイラータイプで、勝利歴のある2000mへの距離短縮も歓迎のはず。器用なタイプで阪神内回りも心配いらない。「間違いなくG1級」と鞍上が評する器の真価をここで見定めたい。

 外枠ながらプレサージュリフトもオークス以降の成長が楽しみな逸材。切れる脚が武器で、後方からの末脚には信用できるものがある。ただ、オークスでは先着馬たちに、最後キレ負けしたあたり、距離が少し長かったように思われる。そのため今回の2ハロン短縮はこの馬には大きいはず。ゲートがあまりうまくないので、スムーズに発馬することが条件にはなるが、上位陣とはそれほど差がなく、展開次第でオークスのリベンジも果たせる。

 オークスでは2冠馬より上位人気に支持されたアートハウス。生憎7着に破れはしたものの、直線では一旦抜け出す場面もあり、着順ほど悪い内容でもなかった。もともと阪神2000mには実績のある人馬。状態も申し分なく絶好。復帰戦のローズSもしっかり勝ってみせたことで、その実力に信頼性も増した。ただ、その分、人気に拍車もかかったため、やや控えめな評価となったが、半信半疑だったオークスよりもその実力の信用度は格段に向上している。

 一発ムード漂うのがライラック。この馬の2勝を果たした鞍上とのコンビも復活。スターズオンアースにも勝利しており、ハマれば思わぬ力を発揮してくる。春のG1は惨憺たる結果に終わったが、復帰戦の前走では外からよい伸びを見せており、追い込み一辺倒だったレースぶりから成長の跡が伺えた。ジリジリと長く脚を使うタイプで、時計のかかるレース向き。実績こそないが、阪神コースは本来向くはず。

 オークス2着馬、スタニングローズは前走混戦を制し、その貫禄みせつけるさすがの内容。ローテの順調度は申し分ない。デビューからしばらくは芽が出なかったが、今年になってから急成長。オークスでは鞍上がうまく乗ったところもあるが、今ではこの牝馬世代の主力格。もしスターズオンアースが凡走するようなことがあれば、昨年のアカイトリノムスメを彷彿させ、新鋭、坂井騎手にも中央G1初制覇のチャンスが訪れる。

 阪神JF、桜花賞では1番人気の期待を裏切り、人気を落としたオークスで好走したナミュールはちょっと判断が難しい。期待先行したため、案外な結果のイメージがつきまとうが、桜花賞以外は内容は悪くなく、流れひとつ。とにかく小さな馬だけに休養を経てどこまで馬体の成長があるか、そして、それがちゃんと好影響を及ぼしてくれるかが、カギとなる。

 ウォーターナビレラは出遅れたオークスはともかく、期待された前走がひどい内容で、直線まるっきり伸びずに馬群に沈んでしまった。ただ、牧場から直接入厩となった札幌での競馬で、仕上がり途上だったことも考えると、まだ短距離馬と見限るのは早計だし、逆に旨味もある。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

09=16
→13,10,02,07,08,12
(36点)

09=13
→16,10,02,07,08,12
(36点)

ローズSと紫苑Sとの両前哨戦もオークス組が制したこともあり、別路線組からは狙いづらい。ここは素直にオークスの再戦と見たい。逆らいたい気持ちもが生じたが、2冠馬には敬意を払って本命視。一頓挫あっただけに不安もあるが、2000m以上なら世代筆頭格。ここも連軸には応えてくれるだろう。代わりに相手に面白そうなところで素質馬エリカヴィータ、外枠のプレサージュリフトを抜擢。オークスでも注目していた両馬を引き続き追いかけたい。馬券はスターズオンアースからこの2頭の3連単マルチながしで勝負。
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