第77回 皐月賞 予想

2017/4/16 3歳オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    中山 A
  • 芝2000m
    内・右回り

  • 見込み
スタートとゴール前の2度の坂越えがあるタフなコース。スローペースになりやすく、内回りゆえ多数頭なら差し馬は捌くのに苦労することもあり、器用さと力のある先行馬が有利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   マイスタイル 牡3 57.0 横山典弘
1 02 スワーヴリチャード 牡3 57.0 四位洋文
2 03   コマノインパルス 牡3 57.0 江田照男
2 04 カデナ 牡3 57.0 福永祐一
3 05 レイデオロ 牡3 57.0 ルメール
3 06   アウトライアーズ 牡3 57.0 田辺裕信
4 07 ペルシアンナイト 牡3 57.0 M.デムーロ
4 08 ファンディーナ 牝3 55.0 岩田康誠
5 09   プラチナヴォイス 牡3 57.0 和田竜二
5 10   ダンビュライト 牡3 57.0 武豊
6 11   アルアイン 牡3 57.0 松山弘平
6 12   アメリカズカップ 牡3 57.0 松若風馬
7 13 サトノアレス 牡3 57.0 戸崎圭太
7 14   キングズラッシュ 牡3 57.0 柴田善臣
7 15   アダムバローズ 牡3 57.0 池添謙一
8 16   クリンチャー 牡3 57.0 藤岡佑介
8 17   ウインブライト 牡3 57.0 松岡正海
8 18   トラスト 牡3 57.0 柴田大知

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
M
ミドル
このレースに限っては近年は早い流れが続いており、差し馬の方が有利な傾向。
信頼度
D
混戦
不確定要素が多く、各馬の実力差が測りにくい上に、その地力も拮抗している。
予想本文 

~ 必然の選択 ~
 牝馬であるファンディーナが皐月賞に参戦する。元来、マイルより、2000m向きの馬と思われる上に、今年の牡牝の情勢を見れば当然の選択か。ハイレベルな牝馬組を相手するより、適距離で牡馬を相手にした方がよいとの判断。これに奮起するような牡馬の意地も見てみたい所。

 現時点では、牡馬クラシックの参戦は単に選択の一つでしかないファンディーナ。だが、もし、ここを勝ってダービーに駒を進めれば大きく話は変わってくる。そして、それも十分現実味のある現状。過去3戦全く危なげなく、まだ底を見せていないスケールの大きさ。近年の差し有利の皐月賞において、牡馬の相手にマークされながら先行押し切りは思った以上に困難なはず。しかし、それをやりきれる高い能力の持ち主と断ずる。

 混戦模様の情勢ではあるが、スワーブリチャードを対抗格に据えたい。中山コース未経験ではあるが、安定した末脚の持ち主で、特に前走の内容は秀逸。まだ粗さは残るが、33秒台の決め手があり、荒れた馬場も苦にしないので、安定した成績が望めそう。

 瞬発力ならペルシアンナイト。距離が伸びることが気にかかることは否めぬが、前走の楽勝っぷりにまだ底の深さを感じる。地味に映るが過去5戦、すべて1番人気の期待馬。引き続きの鞍上を得て、ここは勝負どころ。

 難しい馬だが、ハマれば…の期待を抱かせるのがプラチナヴォイス。前走、スプリングSでは3着と敗れたものの、能力の高さはもっとも感じさせた。ササる悪癖さえどうにかなれば、一発があっても驚けない。

 実績的にはカデナが筆頭候補だろう。重賞連勝中の弥生賞馬。本来であれば1番人気であってもおかしくはない。若干ジリ脚気味も、力強く最後まで伸びてくるタイプ。その点で大崩れはなさそうだが、人気的に旨味が少なく、やや評価を控えた。

 ぶっつけ挑戦となるレイデオロだが、何と言っても3戦無敗馬。まだ底を見せておらず、仕上がり途上でも、いきなりの好走も。

 朝日杯ホース、サトノアレスも一叩きで変わり身あるか。差し有利なこのレースでもある程度は前につける必要があるだろう。それができれば無論、上位も狙える。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

08=02
→07,09,04,05,13
(30点)

08=07
→07,09,04,05,13
(30点)

構図的には紅一点のファンディーナを巡る戦い。この馬を素直に信じるか、否かがポイントとなるが、現メンバー構成と、同馬の能力を省みると逆らう気は起きなかった。人気でも馬券戦略の中心。ただ問題は相手。一長一短で取捨に迷う部分はあったが、スワーヴリチャードを相手筆頭。馬券はこの2頭からの3連単マルチながし。配当的に許されれば、相手をペルシアンナイトに変えても押さえておきたい。
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